最終更新日: 2021年08月15日 お葬式費用を明朗で安価に、市民斎場・公営斎場とは
市民斎場・公営斎場、多くの方は聞きなれないもののようです。
斎場とは辞書で引くと「儀式を行うところ」といった意味との内容が多いですが、葬儀・お葬式・葬祭に関する意味合いでは「火葬場」「葬儀の式場」となり平たく言えば火葬場のことです。
近年の葬儀事情
昔のように自宅で葬儀を開くことは特に都市部ではなく、ご葬儀・お葬式というとお住い近隣の民間式場で開かれることが多いようです。
その後お葬式が終わると火葬場へ移動し火葬という流れになりますが、昭和の頃と異なり火葬場に葬儀のための式場を併設したいわゆる「斎場」が増えています。
また、高齢化により故人様の社会的な繋がりが薄まるなどの理由から参列者が減っているケースが増えていること、葬儀費用を抑えることなどから家族葬など規模の小さな葬儀が増えています。
公費で建てられている葬儀式場
「火葬場」とつく名称の施設は火葬設備のみの場合が多いですが、近年建設された火葬施設には大なり小なり葬儀・お葬式のための設備・式場が併設されているものが少なくありません。
千葉県の火葬場は運営・管理を外部委託している場合でも基本的に公共の施設ですので、その市民斎場・公営斎場の母体(複数の市町村による組合、市営の場合もあります)の指定する自治体にお住まいの方が亡くなられた場合はもちろん、指定された親等内等規定に当てはまる方が在住されていてその方が申し込みをすれば住民向けの料金で式場利用もすることができるのです。
お葬式に関することは一般の方にはとても解り辛く、流れのままに葬儀屋さんに頼んだら高額な葬儀費用を請求されたという事例もあります。
どうしても宗教絡みである種聖域的な部分があり「仕方ない」と思われがちですが、家族葬程度であれば葬儀の原価(人件費・販管費以外)は数万程度の場合が少なくありません。
式場のある市民/公営斎場には祭壇が予め用意されており、民間式場の高額な祭壇に比べれば質素なもので花などを飾れば多少の費用は掛かるものの、総額で民間式場を利用するより費用が掛からない場合が少なくありません。
このようなことから、市民/公営斎場を利用する前提で葬儀屋さんと話をすれば少なからず不明瞭な葬儀費用がわかりやすくなり、後悔のないお葬式を開くことにもつながります。