投稿日: 2026年06月20日 病院から勧められた葬儀社は断れる?拒否しても問題ない理由とスマートな辞退文句
病院紹介の葬儀社を断っても「全く問題ない」理由
身内が亡くなった直後、悲しみに暮れる中で病院から「葬儀社はお決まりですか?」「紹介しましょうか?」と声をかけられることがあります。
精神的に余裕がないタイミングであるため、「断ったら失礼にあたるのではないか」「病院側に迷惑がかかるのでは」と不安になるかもしれませんが、どうぞ安心してください。その場で断っても、何の問題もありません。
理由は主に以下の3点です。
病院と葬儀社は完全に「別組織」だから
医療行為と葬儀は全くの別物です。断ったからといって、病院側との関係が悪化したり、その後の手続き(死亡診断書の受け取りなど)で不利益を被ったりすることは基本的にはありません。
病院は「善意」または「マニュアル」で声をかけているだけ
病院側は、遺体の安置場所(自宅や専用の安置施設)へ速やかに移動してもらう必要があるため、「まだ決まっていないなら、スムーズに移動できるよう手配しますよ」というニュアンスで紹介しています。
自分の意思で葬儀社を選ぶのは「当然の権利」だから
葬儀は一生に何度も経験しない、大切な儀式です。費用面やプラン内容を含め、どの葬儀社に依頼するかは遺族が自由に決めるべき権利であり、病院が強制できるものではありません。
「病院の紹介」をそのまま受ける際のリスク
精神的に混乱しているため、「もう言われた通りでいいや」と流されてしまう気持ちはよく分かります。しかし、病院紹介の葬儀社にそのまま依頼する場合、以下のようなデメリットが生じる可能性があります。
費用が割高になる傾向があるすべてのケースとは言えませんが、病院と葬儀社の間に紹介手数料(マージン)が発生している場合があり、それが葬儀基本料金に上乗せされているケースがあります。
比較検討する時間がない他社のプランや見積もりと比較できないため、後から「思っていた内容と違った」「もっと安くて良いプランがあった」と後悔する原因になります。
角を立てずにその場で断る「スマートなフレーズ」
病院側に対して、冷たい印象を与えずにスパッと断るための具体的な言い回しです。以下のいずれかをそのまま伝えれば、病院側もそれ以上勧めてくることはありません。
すでに決まっている(手配している)旨を伝える: 「ありがとうございます。すでに以前から決めている(お付き合いのある)葬儀社がありますので、自分たちで連絡いたします」
身内で手配を進めている旨を伝える: 「お気遣いありがとうございます。葬儀の手配については、すでに別の親族が動いてくれておりますので、大丈夫です」
ワンポイントアドバイス嘘でも「すでに決まっている」「別の親族が手配中である」と伝えるのが、一番スムーズで引き下がってもらいやすい断り方です。
断った後に「遺族がすぐに行うべきこと」
病院紹介の葬儀社を断った場合、遺族側は速やかに次の行動に移る必要があります。病院の霊安室に安置できる時間は、一般的に「数時間程度」と非常に短いためです。
希望の葬儀社(または候補)へすぐに電話する24時間365日対応の葬儀社がほとんどです。「今、〇〇病院にいます。搬送と安置をお願いしたいのですが」と伝えます。
お迎え(搬送車)の到着時間を病院に伝える葬儀社に連絡がついたら、「〇分ほどでお迎えの車が到着します」と病院の看護師やスタッフに伝えてください。これで病院側も安心して次の準備に移れます。
まとめ:後悔しないお葬式のために、事前の備えを
大切な方を亡くした直後は、誰しも冷静な判断が難しくなるものです。病院から紹介された葬儀社を断ることは、決して失礼な行為ではありません。
もしもの時に慌てて流されてしまわないよう、可能であれば「事前に2〜3社から見積もりを取っておく」「連絡先をスマホに登録しておく」といった準備をしておくことが、納得のいくお葬式を執り行うための最大の防衛策になります。