最終更新日: 2023年11月22日 家族葬で香典は要るか

家族葬において、香典の持参については状況により異なります。家族葬は故人と親しい人々だけが参列する小規模な葬儀であり、喪主やご遺族が一般の方々の会葬を辞退している場合があります。そのような場合は、一般の方々が参列して香典を持参することは遠慮するべきです。

家族葬で香典を辞退している理由の一つとして、香典返しの手間を省くためが挙げられます。家族葬は参列者が少ないため、香典返しを個別に用意するのが負担となることがあります。そのため、現代では家族葬では香典を辞退するケースが多くなっています。

ただし、家族葬での香典の取り扱いについて、明確な案内がない場合は、相応の金額の香典を持参するのが一般的なマナーです。
参列する前に喪主やご遺族に香典を受け取るかどうか確認することが大切です。もし、香典の受け取りがあると伝えられた場合は、一般的な相場を考慮して適切な金額を包むようにしましょう。

家族葬で香典は要るか家族葬の香典相場は一般葬と変わらないことが一般的ですが、以下に、一般的な香典の相場を具体例としてご案内します。

  • 親:5万円~10万円
  • 祖父母:1万円~5万円
  • 兄弟姉妹:3万円~5万円
  • 配偶者の両親:1万円~3万円
  • 近い親戚:1万円~3万円
  • その他の親戚:5千円~2万円
  • 友人・知人:5千円~1万円
  • 近所の方:5千円~

ただし、故人との関係性や地域の慣習によって金額は変わることがあります。また本来家族葬は故人に近い親族中心に参列することが多いため、一人当たりの金額は通常よりも高めになることがあります。
家族葬に参列できない場合、後日に訪問したり、代理人に頼んだりして香典を渡す方法もありますが、その際も喪主やご遺族の意向を確認し、無理に渡さないよう心掛けましょう。
家族葬は故人と親しい人たちだけが参列する特別な葬儀ですので、参列者は喪主やご遺族の意向に配慮し、葬儀をより良い形で進めるために細心の注意を払うことが大切です。