最終更新日: 2021年08月15日 四十九日法要を行う時の注意点

近年では初七日法要を葬儀と合わせて行い皆様のご負担を減らすご家族が増えてきました、このことから葬儀後最初の法要が四十九日法要となるケースが多くなりました。
ここでは解りにくい四十九日法要はいつ・どこで・どのように行うかなどを紹介いたします。

法要を行う場所による違い

四十九日法要を行う時の注意点既にお寺にお墓をお持ちの場合。
お寺にある墓地は寺院墓地といいますが寺院墓地で納骨を行う場合、納骨も合わせてそのお寺で行うことが多いようです。お寺なので法要に関するものは揃っており納骨の際の移動も小さく済みます。
デメリットを挙げれば、寺院墓地では多くの場合出入りの石材店を「指定」して納骨を行わなければならず、見積もりを比較検討することも出来ず言い値での納骨となり比較的高めの費用を石材店に払うことになることがあることでしょうか。

次に葬祭ホールを利用する場合。
葬儀業者さんに依頼することから予算や参列者の人数に応じたプランを相談でき、柔軟な対応が可能となるでしょう。準備も片付けも必要ありませんのでお施主様が参列いただいた方に丁寧な応対をすることもできます。
デメリットとしてはお彼岸の時期など葬祭ホールの繁忙期はホールを押さえ辛いなど日程に苦心することがあります、日取りが決まったら早めに連絡を入れ相談すると良いでしょう。

いつ行うか

一般的に故人様がお亡くなりになってから49日目ですが、必ず49日目に行わなければいけないということもなく、お施主様やそのご家族のご予定や会場の都合がつかない場合などは変更して行います。
但し変更する際は49日目より前に行うのがマナーとなっています。多くの場合仏事は日程変更がある場合は予定を早めて行った方が良いとされています。
参列者の方の都合を考えれば週末また、お食事の時間を考えると日中に行うのが良い選択となるので49日前の「週末の日中」に行う方向で調整することが多いようです。

四十九日法要の準備

準備しておくものは故人様のご遺骨・白木の位牌・本位牌・遺影・お供えの花、これらを祭壇に飾ります。
お坊さんも予め頼んでおかなければなりませんがお布施も必要です。お布施は水引のある二重になった封筒で渡すのがマナーですが、郵便番号などを記入する欄のない市販の無地の封筒でも特に失礼にはならないとされます。
お布施の金額目安は葬儀費用の1割程度または一般的に3~5万円くらいのことが多いようです。
ただ地域やお寺により「費用相場」が異なる事もあるので事前に確認しておいた方がよいでしょう。

位牌

四十九日法要を行う時の注意点四十九日法要の時に仮位牌から本位牌へと変えます。
本位牌は仏壇・仏具店で購入できますが、法要を頼んだ葬祭業者さんに依頼することもできます。
併せて本位牌に替えるにあたり仏壇を用意しておかなくてはなりません。
依頼した葬祭業者さんにも頼めますし、お近くの仏壇・仏具店やネット上でも購入可能です。設置場所とその大きさに注意しながらそのインテリアに合ったものを選ぶこともできます。

四十九日・納骨・位牌・仏壇、これらを用意・済ませられれば1周忌まではこれといった仏事もなく過ごすことができるでしょう。