最終更新日: 2023年11月13日 納骨の時期とお布施の相場など

お葬式が終わり、お墓がある若しくは決まったがいつ納骨するのか、またその際のお布施の金額などが解らず不安を感じられる方は少なくありません。
納骨は人生80年以上と言われる現在でも何度も経験される方は少なく、初めてという方も少なくありません。

納骨はいつどのタイミングで行うか

納骨の時期とお布施の相場など納骨をする時期には特に決まりはありませんし、お墓や納骨堂に納めなくてはならない決まりもありません。
お墓を持たないご遺族では公営霊園墓地の抽選待ちや墓地購入とお墓を建てる間はご自宅に保管されたり霊園やお寺の納骨堂に仮納骨することもあります。

実際に納骨する場合は時間・手間や費用を抑えるため法要と合わせるケースが多く、タイミングとしては四十九日法要に合わせる方、一周忌・三回忌に合わせる方も少なくありません。
法要と時期は合わないが墓地の申し込みをしていて当選~お墓を建てたので納骨をしたい、このような場合などを除けば法要と合わせて行うのが良いでしょう。

儀式としての納骨

納骨式は親族や故人様の親しい友人などにお声がけし、読経や会食をするのが一般的です。
それ故四十九日法要・一周忌・三回忌と合わせて行う方が多いのですが、仏事の作法としていつという決まりはないのでお墓のタイミングや参列者の集まりやすい日時で行って問題ありません。

納骨の際のお布施

一般的な相場は3~5万円のようです。
また、お坊さんに式場まで来ていただく場合はお車代として5千円~1万円、会食にご住職が参加されない場合はお食事代として5千円~2万円程度包んでお渡しすることも一般的なようです。
お布施は新札を用意し袱紗に包んだものを法要が始まる前にご住職にお渡しするのが通例ですが、葬祭ホールなどで行われる際は法要後にお渡しする方が良い場合もありますので、事前に依頼している葬儀社またはご住職に相談しておくとトラブルの発生を避けることができます。

回忌法要・法事でもお布施はお渡しするものなので、やはり回忌法要・法事と合わせて納骨することでお渡しするお布施の額を抑えることができまた、式事での会食の費用なども一度で済むので費用・手間を考えればやはり回忌法要・法事と合わせて行うのが良い時期となります。

納骨の際の注意事項

前述したとおり納骨に時期は問われませんが、実際に行う場合は「遺骨埋葬許可書」を納骨する霊園・墓地へ提出する必要があります。
遺骨埋葬許可書は火葬の際に火葬許可書に火葬場の印が押してあるもので、火葬中か火葬後に受け取りますが納骨までは大切に保管しておきましょう。

また墓地使用許可書も必要になります。墓地使用許可書はその霊園・墓地の管理者から発行されますので、納骨のスケジュールに合わせて事前に取得しておく必要があります。

ご逝去からご葬儀・法要・法事・納骨、一連の流れはそれぞれ単独ではなく繋がりがりまた、何より解り辛いものです。
葬儀社探しのページにも書きましたが、不明な点にもすぐに応えてくれる葬儀社などを事前に見つけておく、これが一つ大きなポイントになりますね。