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お葬式後の仏事

回忌法要でのお布施の相場とは?気になる金額とマナー

投稿日: 2025年05月13日 回忌法要でのお布施の相場とは?気になる金額とマナー

身内や親しい方の命日が近づいてくると、回忌法要をどうするか、何を準備すればよいか悩む方も多いのではないでしょうか。特に、「お布施はいくら包めばいいのか?」というのは、多くの人が戸惑うポイントです。

ここでは、回忌法要のお布施の相場や、知っておきたいマナーについてわかりやすく解説します。

回忌法要とは?

回忌法要とは、故人の命日に行う仏教の供養行事のことです。代表的なものには一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌などがあります。初七日や四十九日は「忌日法要」と呼ばれ、それに続く年単位の法要が「回忌法要」です。

お布施とは?

お布施は、読経や供養をしていただいたお坊さんへの感謝の気持ちを表すもので、「サービスの対価」ではありません。そのため金額は明確に決まっているわけではなく、地域やお寺との関係によっても異なります。

回忌法要のお布施の相場

一般的な相場としては、以下のような目安があります。

  • 一周忌・三回忌:3万円〜5万円
  • 七回忌以降(十三回忌、十七回忌など):1万円〜3万円程度

※菩提寺(普段から付き合いのあるお寺)の場合は、やや多めに包むことも

「一周忌」や「三回忌」など、比較的早い回忌は多くの親族が集まる大切な法要とされ、少し多めの金額を包むのが一般的です。一方、十三回忌以降は身内だけで静かに営むことが多く、金額も控えめになります。

お布施以外にかかる費用

法要に関連して、お布施以外にもお渡しするものがある場合があります。

  • 御膳料(お坊さんへの食事代):5,000円〜1万円
  • お車代(お寺から自宅・会場まで来てもらった場合):5,000円〜1万円
  • 塔婆料(塔婆を立ててもらう場合):3,000円〜5,000円程度

これらは必須ではありませんが、お坊さんが移動を伴う場合や、特別に準備をお願いした場合などは用意するのが礼儀です。

のし袋と表書きのマナー

お布施を包むときののし袋にもマナーがあります。

封筒の種類:白無地または蓮の絵柄が入ったもの(黒白の水引付き)

表書き:「御布施」「御礼」など

名前:施主(法要を主催する人)のフルネームを下に書く

中袋がある場合は、裏面に金額と住所・名前を記入しておくと丁寧です。

渡し方にも気配りを

お布施は直接手渡しせず、**切手盆や袱紗(ふくさ)**にのせて渡すのが基本です。また、お坊さんが帰る前に「本日はありがとうございました」とお礼を添えてお渡しするのが一般的です。

まとめ

お布施の金額に「正解」はありませんが、相場を参考にしつつ、自分の気持ちや地域の習慣、お寺との関係を大切にして判断するのがポイントです。迷ったら、身近な親族やお寺に率直に相談してみるのも良いでしょう。

心を込めた回忌法要を営むことが、故人への何よりの供養になるはずです。