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霊園の運営形態によるメリット・デメリット

最終更新日: 2023年12月06日 霊園の運営形態によるメリット・デメリット

霊園の運営形態によるメリット・デメリット
共同墓地を除いた主だった霊園・墓地にはお寺に併設された寺院墓地、自治体などが運営する公営霊園、民間に依り運営される民間霊園があります。
ここでは寺院墓地・公営霊園・民間霊園それぞれの特徴や、お墓を建てる事のメリット・デメリットを纏めてみました。

公営霊園

公営霊園は自治体が運営・管理している霊園です。
先ずメリットについて。

  • 公営なので墓所費用(永代使用料・管理費)が安め(一部都営霊園等は場所柄割高のものがある)。
  • 宗教・宗旨・宗派による制限がない。
  • お墓を建てる石材店を選べる。
  • 自治体が運営主体なので安心感がある。
  • 入団(檀家になる)の必要がない。

次いでデメリット。

  • 申込みをするうえで条件がある。
    「その自治体居住者であること」
    「親族などに承継者が居ること」
    「遺骨があること」
    等霊園により異なりますが、概ねこれらの条件があることが多いです。
  • 募集が返還墓地に依ってしまい応募が多いと抽選になることが多い。
  • 返還墓地に依るので募集区画が限られる。

民営霊園

民営霊園は宗教法人などからの委託により民間で運営をしている霊園で、公営霊園とは異なったメリット・デメリットがあります。
民営霊園のメリット。

  • 宗教・宗旨・宗派を問わない(一部除く)。
  • 申込み条件が公営・寺院と比較すると緩い。
    「居住自治体を問わない」
    「遺骨なしでも購入できることが多い」
    「基本承継者の有無を問われないことが多い」
    概ね宗旨・宗派含め制限が無い・緩いところが多い。
  • 生前購入できることが多い
  • お墓のデザイン・大きさなどの制限がないことが多い
  • 入団(檀家になる)の必要がない。
  • 近年ではお墓の種類が多く、永代供養付や自然葬/樹木葬など選択肢のある霊園が多い。
  • 公園墓地と謳われる様な墓地然とした雰囲気造りをするなど、独自の工夫を凝らした霊園がある。

次いでデメリット。

  • 公営霊園などと比べると割高。
  • お墓を頼める石材店が限られていることが多い。
  • 人気の霊園は完売していることがあり、返還墓地の再販をしているところは少ない。

寺院墓地

霊園の運営形態によるメリット・デメリット寺院墓地はお寺の境内にありそのお寺が管理・運営をしているので公営・民営霊園とは異なる部分が少なくありません。
寺院墓地のメリット。

  • 境内にある=本堂・ご本尊があるから安心できる。
  • 回忌法要や法事の際とても便利。
  • (特に首都圏・大都市圏で)お寺の中にあるので交通の便が良いところが多い。
  • 承継者不在となった場合でも永代供養を受けられることが多い。

次いでデメリット。

  • 宗旨・宗派限定のことが多く、改宗が必要になるといったことがある。
  • 入団(檀家になる)が前提条件となることが殆ど。毎年の檀家料も安くはない。
  • 石材店を選べず指定石材店にしかお墓を頼めないことが多い。
  • 信仰を旨とする部分があるのでお寺により運営面で差がある。
  • 上記に関連して、寄付などを求められることがある。

まとめ

公営霊園・民営霊園・寺院墓地、それぞれのメリット・デメリットを纏めてみました。
世情や多くのニーズを反映しているのは民営霊園で、比較的割高でも商品・サービスを望むなら民営霊園から検討するのが早道です。
居住地と費用から考えるなら公営霊園となりますが、応募抽選というところが多いので民営霊園と合わせて検討してはいかがでしょうか。
寺院墓地については万一離団(檀家から抜ける)となれば離団料を支払う必要があることも多いことからその宗旨・宗派への信仰心が大きなポイントになります。ただ近年は寺院墓地でも”樹木葬のみ入団無し可”など民営霊園の良さを取り入れた墓地もあるので、場所・お墓の種類などから調べ検討するのが良いでしょう。