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お葬式でのマナーや作法

葬儀の受付で「この度は…」の先が詰まったら?一瞬でスマートに切り抜ける3つの方法

投稿日: 2026年06月24日 葬儀の受付で「この度は…」の先が詰まったら?一瞬でスマートに切り抜ける3つの方法

葬儀の受付。静まり返った独特の空気感の中で、いざ自分の番が来ると緊張がピークに達し、「この度は……」の先が真っ白になって言葉に詰まってしまった。

そんな経験はありませんか?
「後ろに人が並んでいるのに、どうしよう…」
焦れば焦るほど言葉は出てこないものです。しかし、安心してください。葬儀の場において、「言葉に詰まること」は決して失礼なことではありません。

今回は、受付で言葉に詰まった瞬間に、不自然さを残さずスマートにその場を切り抜ける3つの方法をご紹介します。

方法1:言葉を続けず「深い一礼」で完結させる(おすすめ度:★★★★★)

最もおすすめで、かつ最もエレガントな切り抜け方は、言葉を無理に続けないことです。

「この度は……」と言ったきり言葉が詰まったら、そのまま1秒ほど間を置き、いつもより深く、長くお辞儀(一礼)をしてください。

実は、葬儀の場では「言葉にならないほどの深い悲しみ」を表現することが、どんな洗練されたお悔やみの言葉よりも遺族の心に響くことがあります。

周囲からの見え方

「言葉を忘れた人」ではなく、「悲しみのあまり言葉に詰まってしまった、心の優しい人」に見えます。

ポイント

頭を下げたまま、心の中で「1、2、3」と数えてからゆっくりと上げること。これだけで、詰まった違和感は完全に消え、深い敬意へと昇華されます。

方法2:「お悔やみ申し上げます」に強制軌道修正する(おすすめ度:★★★★☆)

「この度は……」の後に続く定番フレーズといえば「ご愁傷様でございます」ですが、この「ご愁傷様」という言葉がパッと出てこないケースは非常に多いです。

そんな時は、無理に「ご愁傷様」を探そうとせず、「お悔やみ申し上げます」に切り替えましょう。

合わせ技のフレーズ

「この度は……心よりお悔やみ申し上げます。」

「この度は」から少し間が空いてしまっても、このフレーズに着地できれば違和感はありません。文脈的にも100点満点の正しい日本語です。

方法3:「香典の持参」という次のアクションにすぐ移る(おすすめ度:★★★☆☆)

言葉がどうしても出てこないなら、「行動」で会話の流れを上書きするのも手です。

「この度は……」の後にフリーズしそうになったら、すぐに袱紗(ふくさ)からお香典を取り出し、両手で差し出す動作に移ります。

切り替えのフレーズ

「この度は……(お香典を差し出しながら)こちら、御霊前(または御仏前)にお供えください。」

受付の目的は、お悔やみを述べることと同時に「お香典を渡すこと」です。実務的な動作にシフトすることで、受付担当者の意識も「言葉」から「お香典の受け取り」へと移るため、詰まった空気感を一瞬でリセットできます。

【重要】絶対にやってはいけないNGな誤魔化し方
焦るあまり、以下のような行動をとると逆に悪目立ちしてしまいます。

NG:ヘラヘラと苦笑いをして誤魔化す

緊張を隠すための苦笑いは、葬儀の場では「不謹慎」と捉えられかねません。言葉に詰まったら、表情は「真剣な引き締まった顔」のまま一礼するのが鉄則です。

NG:「あ、すいません、忘れちゃいました」と口に出す

日常会話の癖でつい言ってしまいがちですが、一気に厳かな雰囲気が壊れてしまいます。沈黙のほうが100倍マシです。

まとめ:葬儀での「沈黙」は優しさの証

葬儀の受付で言葉に詰まるのは、あなたがそれだけ緊張感を持って、故人や遺族に対して誠実に向き合おうとしている証拠です。

もし「この度は…」の先が詰まったら、「喋るのをやめて、深くお辞儀をする」。

これだけ覚えておけば、万が一の時も焦る必要はありません。大切なのは流暢なスピーチではなく、哀悼の意の表れです。落ち着いて、心を込めて一礼してきましょう。