最終更新日: 2026年03月15日 葬儀後にお線香をあげに弔問に行く際のマナーや服装・持ち物は
葬儀に参列できなかった場合、後日ご遺族のご自宅を訪ねてお線香をあげさせていただくことを「後日弔問」といいます。
しかし「葬儀直後なら喪服の方がよいのだろうか」「何も持たずに伺って失礼にならないだろうか」など、迷う方も少なくありません。
ここでは、ご遺族に失礼にならず、なおかつ負担をかけないための後日弔問の基本的なマナーを解説します。
1.服装は喪服ではなく「平服」が基本
葬儀からそれほど時間が経っていない場合でも、ご自宅へ弔問する際は**喪服ではなく「平服(落ち着いた普段着)」**で伺うのが一般的な作法とされています。
喪服を避ける理由には、次のような配慮があります。
ご遺族の心情への配慮喪服姿を見ることで、葬儀当時の悲しみを強く思い出させてしまう可能性があります。
ご遺族に気を遣わせないため訪問する側が正式な喪服だと、迎える側が「きちんとした服に着替えなければ」と慌ててしまう場合があるためです。
【平服の目安】
- 色:黒、紺、グレーなどの落ち着いた色合い
- 男性:控えめな色のスーツ、またはジャケットとスラックス
- 女性:露出の少ないワンピース、アンサンブル、パンツスーツなど
【避けた方がよいもの】
- ジーンズやサンダルなどのカジュアルな服装
- 派手なアクセサリー
- 毛皮やアニマル柄(殺生を連想させるため)
2.持参するもの:香典または供物
葬儀の際に香典を渡していない場合は、次のいずれかを持参するのが一般的です。
御香典金額の目安は3,000円〜5,000円程度。
四十九日前であれば「御霊前」、四十九日を過ぎている場合は「御仏前」と表書きをします。
お供え物お線香やお花、日持ちするお菓子(個包装のもの)などがよく選ばれます。
数珠お線香をあげる際に使用するため、忘れずに持参しましょう。
なお、香典と供物の両方を持参すると、ご遺族が「お返し」を用意する際に負担となることがあります。
基本的にはどちらか一方を用意すれば十分とされています。
3.訪問前には必ず事前連絡を
後日弔問で特に大切なのは、必ず事前に連絡を入れることです。
葬儀後のご遺族は、各種手続きや整理などで忙しい日々を過ごしていることが多いものです。
「お線香をあげさせていただきたいのですが、ご都合のよい日時はありますか」
このように電話やメールで確認し、相手の都合に合わせて訪問することが大切です。
4.当日の流れと滞在時間
弔問の際は、長居をしないことが基本です。
一般的な流れは次のとおりです。
- 玄関先でお悔やみの言葉を伝える
- 仏壇でお線香をあげさせていただく
- 少しだけ会話をした後、15分〜30分ほどで退席する
- 帰る際には、
「お疲れのところ、お時間をいただきありがとうございました」と一言添え、早めに失礼するのが望ましいとされています。
まとめ
後日の弔問では、形式よりも故人を偲ぶ気持ちとご遺族への配慮が何より大切です。
「喪服ではなく落ち着いた平服で伺うこと」
「必ず事前に連絡を入れること」
この二点を意識し、心を込めてお参りすることが大切です。